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「鯉の品評会」東北復興支援チャリティー開催

5月19日(日)、シドニー西部、フェアフィールドで「鯉の品評会」東北復興支援チャリティーイベントが開催された。当日は、好天気に恵まれ、会場は約2000人の来場者で賑わった。

太鼓演奏や盆踊り、よさこいソーラン踊り、日舞、相撲や書道の実演など、ステージパフォーマンスが賑やかに繰り広げられ、チャリティーブースでは和風小物やミニ鯉のぼりなどが販売された。

なお、チャリティーで得た義援金は合計$1421.60。義援金はNGOスマイルツリーを通して、石巻仮設住宅の「まんま工房」と、東北復興支援金に使われる。

今年は、昨年を上回る義援金が集まったが、これは無償でカレーや野だての材料を寄付してくれた東京マートや、コロタコの協賛、シドニー在住のボランティア51名が、観客の目を引く鯉のぼりを持って販売や呼び込みを続けた結果。

当日のボランティアには、福島出身(2人)、石巻出身(3人)をはじめ、遠方のブルーマウンテン、セントアイビス、カーリングフォードからの参加者も。また、観客の日本人の中にはハンターバレーやセントラルコーストからこのチャリティーに来られた方もいた。

今回のチャリティー企画者は、イベント2週間前に宮城県の被災地に向かい、東松島から石巻の被災地を取材して、実際に仮設住宅に住む人たちと話し合って大量のハンドメイドクラフトを預かり、会場ブースで販売を行った。震災から2年が過ぎ、日本では震災の風化も始まっているようだが、仮設住宅に住む人々の心のケアと復興支援を訴えた今回のイベントには、シドニー各地から多くのボランティアが集まり、イベントを盛り上げた。また、会場では被災地の写真を展示して、実情を観客に訴えてチャリティーを催行したのが大盛況につながったようだ。

鯉の品評会では、在シドニー日本総領事館から小林敏明首席領事が出席され、日本酒酒樽の鏡割でオープニング。審査結果発表と授賞式が行われた。

写真左:スローガン「私たちは忘れない、諦めない」(書道家れん氏の書)を手に、被災地にエールを発信。

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