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永住:サブクラス136技術独立移住ビザ

技術独立移住ビザは技術移住で最も代表的な永住ビザの1つです。このビザは、家族や雇用主のスポンサーシップの有無に関わりなくオーストラリアへの移住を希望する個人が独自で申請できるビザです。若くて学歴や資格、技能を持ち、オーストラリア移住後すぐに仕事に就ける方を対象としています。まず始めに、申請者が申請前に最低クリアしなければならない6項目の申請条件を説明します。

年齢 申請時に18歳以上45歳未満であること。
英語力 英語能力試験IELTS(International English Language Testing System)の各コンポネント(文章力、読解力、聴解力、会話力)で少なくとも5点以上取得したという審査時に有効な結果が提出できること。
資格 申請者は高校卒業以降に取得した学位や資格を保持していること。
職業 申請者の申請職業(Nominated Occupation)がオーストラリアの専門職業リスト(Skilled Occupations List)に載っていること。
実務経験 *申請者の申請職業が専門職業リストにおいて60点を獲得できる場合、専門職業リストに載っている職業(Skilled Occupation)で申請から遡る過去18ヵ月間のうち少なくとも12ヵ月以上の実務経験があること。
*申請者の申請職業が専門職業リストにおいて40点か50点を獲得できる場合、専門職業リストに載っている職業(Skilled Occupation)で申請から遡る過去36ヵ月間のうち少なくとも24ヵ月以上の実務経験があること。
*ビザ申請から遡る過去6ヵ月以内にオーストラリアで最低計2年以上のフルタイムの英語で行われた教育課程を修了し、申請職業に密接に関わりのある資格や学位を取得した申請者には実務経験が免除されます。
技術査定 申請者はビザ申請前に、申請職業における技術を移民局指定の専門諸機関に査定してもらい、その結果を添付して申請しなければ有効な申請とはみなされません。申請者の技術が果たして、オーストラリアが定義づける技術レベルと同等又はそれ以上か否かを審査するものです。
技術査定(TRA)について-(PDF:67KB)

これらの申請最低必要条件をクリアした上で、ポイント・テストでパス・マークを獲得する必要があります。2004年7月現在のパス・マークは120点です。ポイント・テストの内訳は[技術独立移住ビザポイントテスト]-(PDF:73KB)をご覧下さい。また、ビザ申請の流れにつきましては[技術独立永住ビザ申請の流れ]-(PDF:100KB)をご覧下さい。

サブクラス134スキル・マッチング・ビザ

このサブクラスは、申請者が基本的にオーストラリアが需要としている専門職、そしてそれらの専門職に関する稀な技術を保持し、英語力と実務経験の基準が緩くなった技術移住部門の申請最低必要条件を満たすが、どうしてもパス・マークを満たす事が出来ないという方々を対象としたビザです。ポイントテストではありませんので、申請者がプール・マークを満たす必要もありません。このビザの申請をして、審査後から2年間申請が保留されます。そしてその保留期間に上記のサブクラス137のスポンサーシップに参加している州からスポンサーシップを提供される、又は、類似したスポンサーシップをRSMS過疎地域移住スキームやLA労働協定によるスポンサーシップを提供される可能性があり、スポンサーシップを受ける事によって、この移住ビザ取得が可能になります。
 
このビザ申請に適している方々は、申請者が、基本的にオーストラリアが需要としている専門職についており、技術ビザ部門の申請時の一般最低必要条件程の英語力や実務経験証明が出来ない、しかし、自分の技能や職歴が稀なものであり、従ってスポンサーシップ取得には有利であり、スポンサーシップ指名獲得の可能性に賭けてみたいという方々に適しています。

サブクラス137州・準州スポンサー付技術独立移住ビザ

このサブクラスのスポンサーシップに参加している州(ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、サウスオーストラリア州、西オーストラリア州、タスマニア州)から特定の職業にてビザの申請をされる方がスポンサーシップを受けた上で申請する又はプール・マークでサブクラス 136技術独立永住ビザを申請後又は下記説明するサブクラス134スキル・マッチング・ビザを申請後にこれらの州により申請者が指名された上でスポンサーシップを受けた上でこのビザの申請をする事ができます。
 
このビザ申請に適している方々は、申請者が、基本的にオーストラリアが非常に需要としている専門職についており、技術移住部門の申請時の一般申請最低必要条件を満たすが、どうしても120点のパス・マークを満たす事が出来ないという方々です。サブクラス136との違いは、パス・マークを超える審査を順調に通過した場合、承認がほぼ確実とされるサブクラス136のポイントテストとは違い、予測可能な保証性や確実性がないスポンサーシップが承認された上で、プール・マーク(70点)を満たしてサブクラス137ビザを申請することになります。

サブクラス880新卒者用技術独立永住ビザ

技術独立永住ビザとは、家族や雇用主のスポンサーシップの有無に関わりなく、オーストラリアでの永住を希望する個人が独自で申請できるビザです。申請をする為には申請時の条件を満たした上で、決定時のポイントテストを通過せねばなりません。
 
このビザには、移民省が発行するSkilled Occupations List(SOL)の中から経験を基に職業を一つ指定して申請する方法や、指定可能な職業に限りはあるものの、オーストラリア国内で得た法律で認められているレベルの学位や資格に関連する職業をSOL内で一つ指定して申請する方法があります。
 
オーストラリア国内で学位や資格を取得した留学生が国内でこの永住ビザを申請して決定を受ける場合は、申請者が申請時に指定する職業に関連する技術査定団体においての技術査定結果やオーストラリア連邦警察発行の無犯罪証明などの提出が必要とされています。
 
2005年3月3日から2005年6月30日までの間に、オーストラリア国内にて留学生の為の技術独立永住ビザを申請しようとする、以下の2点の内どちらかまたは両方が申請の為にこれから必要とされる申請者に対して、2005年3月2日に、移民省からの発表がありました。

  • 申請者の指定する職業に関連する技術査定団体による査定結果
  • オーストラリア連邦警察無犯罪証明

既に説明したその期間内に、申請者がビザ申請をする場合は、上記の2点以外の提出書類や条件が全て揃っていれば、下記の条件でも申請は可能となります。

  • 申請者の指定する職業に関連する技術査定団体において、既に査定を申し込んでいるという証明
  • オーストラリア連邦警察無犯罪証明を取り寄せているという証明

これらの十分な証明の為には以下の事項が含まれていることが望ましいですが、この限りではありません。

  • 技術査定団体又は(及び)オーストラリア連邦警察からの、査定の申請が既に受理されたという手紙
  • 銀行為替手形や小切手などの申請者から査定団体への支払いの証明になる書類

移民省によるとこの法律がこの時期に発表された理由は、昨年末から今年初めの夏休みの特別学期を利用してコースを修了した留学生への成績通知表が2005年3月の第一週か第二週まで発行されないことによって、学生ビザが失効する前に技術査定結果を取得できない留学生が出てくる可能性があるからと説明しています。
 
我々の考えでは、2005年4月1日以降に受理される留学生の為の技術独立永住ビザ申請に対して、取得に必要なポイントが法律によって上がる為、その前に申請を予定している留学生への移民省の特別な配慮だと考えます。
 
なおこの法律は、オーストラリア国外で決定を受ける技術独立永住ビザの申請者、又はオーストラリア国内で申請をして決定を受ける技術独立永住ビザを既に申請している申請者には適用されませんのでご注意下さい。

永住権取得希望者に朗報!2年の調理士コースで永住権取得の可能性!

技術独立移住ビザ(スキルド・インディペンデント・ビザ-サブクラス136)は技術移住でもっとも代表的な永住ビザの 1つです。このビザは、家族や雇用主のスポンサーシップの有無に関わりなくオーストラリアへの移住を希望する個人が独自で申請できるビザです。若くて学歴や資格、技能を持ち、オーストラリア移住後すぐに仕事に就ける方を対象としています。このビザの特徴の一つに、申請者に問われている最低申請資格の一つである実務経験の免除があります。それは、オーストラリアにて2年以上の申請職業に関連したコースを履修し、コース修了から6ヶ月以内にビザを申請すれば実務経験が免除されることです。また、申請職業がMODLリスト(オーストラリアが必要としている職業リスト)に載っている職業の場合、MODL点として 15点を獲得することができます。例えば、調理師を例に取った場合、1年間の調理師のサーティフィケートコースを終了した後、オーストラリアでの査定機関であるTRA(Trade Recognition Australia)に調理師として技術査定の申請をすることが出来ます。その後、更に1年間のホスピタリティーのディプロマコースを履修することにより、2年の課程を修了したということで、調理師としての実務経験無しで永住権を申請する事が可能となります(注:技術査定には900時間の実務経験が必要です)。 MODL職を狙えば、年齢が高く、学歴が高卒であっても永住権取得の可能性があります。
上記の条件を満たしたと仮定した場合、次のようなモデルケースのポイントの取得が可能となります。

モデルケース

35歳高卒もしくは専門学校卒の方の場合 40歳高卒もしくは専門学校卒の方の場合
技術査定 60点
年齢点 20点
英語査定 20点
実務経験 0点
豪州ディプロマ又は資格 5点
MODL点 15点
豪州で調理師のバイト6ヶ月(ボーナスpt) 5点
合計 120点
技術査定 60点
年齢点 15点
英語査定 20点
実務経験 0点
豪州ディプロマ又は資格 5点
MODL点 15点
豪州で調理師のバイト6ヶ月(ボーナスpt) 5点
合計 120点

上記のモデルケースで英語が20点となっているのは、IELTS(ジェネラルモジュール)の4項目すべてで9点満点中の6点以上が取れたと仮定しての得点です。15点となっているのは、9点満点中5点以上が取れた場合です。2年学校に行く間にIELTSの受験コースに行くこともできるので、スコアアップは十分に可能性があると思われます。現在の移民法では120点が合格点となっております。

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