先週は日本から日本のオリンピック自転車競技ナショナルチームのチームドクターがオーストラリアのスポーツ医療の視察にいらっしゃっていました。当院が信頼して患者さまを紹介することもあるスポーツ内科医をご紹介しご視察され、水曜日は当院にもご視察にいらっしゃいました。
当日来院いただいた患者の皆さま、ご協力ありがとうございました。
10年以上ナショナルチームのチームドクターとしてご活躍されているスペシャリストで、アテネ大会で銀メダルを獲得した時の秘話など、とても興味深いお話を聞かせていただきました。また、もうお一人は、同じく自転車連盟のチームサイカイアトリスト(精神科医)です。オーストラリアやヨーロッパでは選手の精神面でのサポートはとても重要視されています。しかし、日本でチームサイカイアトリストが付いている競技はまだまだ少ないようです。お二人の今後のご活躍にますます期待ですね!
日本では理学療法士が開業権を得ていないので、一般の方への認知度がオーストラリアより高くないのが現状です。オーストラリアはスポーツ大国なこともあり、ケガをしたらまずはフィジオ(理学療法)、という文化が根付いています。プロ、アマを問わず、 様々な競技のスポーツチームには当然のようにチームフィジオが付いています。
オーストラリアではチームフィジオと共に、テーピングを専門に行うストラッパーやマッサージを専門に行うマッサージャー、日本ではトレーナーと呼ばれるStrength & Conditioning Coach などがチームを支えています。
今、オーストラリアではAPA(オーストラリア理学療法学会)認定のスポーツフィジオと筋骨格系フィジオが、ブロック注射を打てるように教育していくかどうか、という議論がなされています。イギリスでは、この専門の教育を受けたフィジオはブロック注射が打てます。
さて、オーストラリアはどうなるでしょうか。
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