Q1.お名前を教えてください。

中西千奈都です。

Q2. ファームでのお仕事をされ、セカンドワーキングホリデービザを取得されたとお伺いしました。ファームはどのように見つけられましたか。

たまたま参加したEMICのチャイルドケアセミナーで出逢った方の彼から紹介していただき、ファーム先が決まりました。

Q3. どのようなお仕事内容だったか教えてください。

私が行ったファームは、完全オーガニックファームだったので、野菜を収穫するだけではなく、土の手入れや雑草抜き、種まき等すべて手作業で行うところでした。一日中草抜きの日、不必要な花を切る日もありましたし、野菜の収穫も一日何種類も行うことがありました。

Q4. ファームの仕事をされていて、一番印象に残っている嬉しかった出来事は何ですか。エピソードを教えてください。

すべての手入れを手作業で丁寧にコツコツ毎日行うので、野菜がすくすく育つように自然と願うようになったり、自分が種を蒔き、草抜きをした野菜の収穫の時には喜びを感じるようになりました。もちろんどの仕事も簡単な作業ではなく、体力的にも精神的にも過酷な状況でした。でも、それ以上に自然を大切にする気持ち、愛情をかけて育てることの素晴らしさを学びました。そして何より、共に頑張った仲間との出逢いは一生の宝物となりました。いまでもずっとファーム先のご家族とも交流が続いており、先月はシドニーから会いに行き、素敵なカフェで朝食を食べたり…本当にオーストラリアの家族のように感じています。そこで時々ベビーシッターとしても働いており、4人の子どもたちには浴衣や甚平、日本語のテキストブックをつくってプレゼントしたり、京都出身なので伝統工芸品を日本から届けたり…ホームステイを経験したことがない私にとってこのご家族との出逢いは本当にかけがえのないものとなりました。

Q5. 逆に大変だったことはどのようなことですか。また、大変なお仕事だと思いますが、楽しまれたと聞きました。楽しむコツがありましたら、教えてください。

こんなことを正直に伝えると行きたくなくなるかもしれませんが、完全オーガニックということもあり、虫刺されには本当に悩まされました。見たこともない大きさの蚊や蜘蛛、蟻…それから蛇も（笑）虫除けスプレーをしても肌を顔以外出さないようにしても常に痒みと痛みと闘っていました。あとは、日焼けです。私はもともと皮膚が弱かったので、他のみんなには笑われるくらい1時間おきには日焼け止めを塗り直していました。長袖を着ていても日焼けするほど日差しが強いからです。早起きに関しては、もともと日本でも5時に起きる生活をしていたので苦にならず、朝起きれないということはありませんでした。ただ、昔スポーツで痛めた足腰のダメージは大きく、特に朝起きた時に指がしびれていて動かない時期は本当に辛かったです（笑）