シドニー在住のランナー。フルマラソン歴14回。普段は仕事終わりにシドニー市内を走っている。 先月Tokyoマラソン 2017を完走!次は5月21日開催のSydney Morning Herald Half Marathonをターゲットに練習中! マラソンに挑戦したい方、随時募集中!
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2月26日日曜日、東京マラソンに参加しました!
今回で11回目を迎える東京マラソン。Abbott World Marathonとして知られる、ロンドン、ニューヨーク、シカゴ、ボストン、ベルリンマラソンといった世界の主要マラソンに2013年より仲間入り。今では世界6大マラソンの一つとして知られ、年々参加の倍率が上がっています。今年も約3万5500人の定員に対して30万人を超える人が応募、その倍率はなんと12倍。
おかげさまで、その狭き門を突破することができ、2年連続で走ることができました。
今回はそんな参加できるだけでかなりラッキーな東京マラソンをレポートしたいと思います!
画像出典:東京マラソンWebsiteより
東京マラソンの1日は東京中心部の幹線道路を完全にストップ!大都会のど真ん中を走る機会というのはなかなかありません。この日だけは、忙しい東京の街がランナーのためだけに開かれます。
スタート地点となる新宿都庁前には、小池都知事をはじめ、吹奏楽隊やMCが42.195kmという長い道のりをいくランナーを後押し。
この日は天候にも恵まれ、上を見上げると冬の澄み切った真っ青な空に、都庁のシルバーが映えます。
今年からコースが大幅に変更された東京マラソン。
2020年東京オリンピックに向けて、記録が出やすいスピードコースと認識されるために、よりダイナミックで、スピード感あるコースになりました。
コース中には東京を象徴するいくつものスポットを見ることができ、タイムを狙うランナーだけでなく、東京の街を楽しみたいランナーにとっても中身の濃いコースとなっています。
新宿をスタートしたランナーは、世界有数の歓楽街である歌舞伎町を抜け、日本橋、浅草方面へと向かいます。
東京マラソン11年の歴史の中では、東京の街も大きく変化しました。
その1つであるSky Treeもこの日は綺麗に見えました。
コース中には給水のほかに、給食も豊富にあり、ランナーのエネルギー補給源になります。
給食にはバナナ、オレンジと言ったランニングの定番食のほか、トマト、アンパン、チョコレートなどもあります。
前年までは30km以降は起伏のある湾岸方面に向かって走っていたため、風の影響を受けたり、交通アクセスがあまり良くないため沿道の声援が少ない、といった問題がありました。
今年の新コースでは東京駅がゴールとなり、最後まで平坦で、沿道の観客も途切れることのないコースとなりました。
そのため、男子優勝者の記録は2:03:58と、日本国内最高記録が出る結果となりました。女子の優勝者タイムも2:19:47と、こちらも女子歴代16位の記録となり、東京マラソンが世界にも誇れるスピードコースということを今大会で証明することができました。
東京マラソンは記録狙いのランナーから、楽しく走りたいランナーまで充実できる大会です。
東京マラソンではレース前3日間に渡り、東京ビッグサイトにて東京マラソンエキスポが開催されます。
今年は2月23日~25日の3日間で開催され、合計の来場者数は114,848人!!
これまで私も数多くのランニングのエキスポに行きましたが、とにかく規模が違う!協賛企業のブースなど、とにかく会場は人、人、人!
無料で配布される試供品や飲料品なども豊富にあり、数時間はあっという間に過ぎ去ります。
東京マラソン限定のシューズやシャツ、ジャージーなども豊富にあり、ランニンググッズもかなりお得な価格で見つけることもできるため、マラソンに参加しない方でも十分楽しめると思います。
(今年は最終日の土曜日午後に行ったため、めぼしいアイテムはほとんど売り切れもしくはサイズ切れ・・・(泣)限定アイテムがほしい方はエキスポ初日に行くことをお勧めします!)
売り切れに泣いた今年ですが、それでも3時間近く滞在しました笑
最後になりましたが、これが一番東京マラソンを象徴していると思います。
42.195㎞途切れることのない沿道の声援!誇張でもなく、本当にスタートからゴールまで「頑張れー!」「ファイトー!」という声援が続きます。
私は気持ち的にも身体的にも疲れると、沿道の方からのハイタッチをもらうのですが、これ、本当にパワーになるんです。精神論とかではなくて、何人も続く人とパチパチッとハイタッチをしていくと、走りにリズムが生まれる。ハイタッチの間は自然と身体が前に進む感覚で、本当に人に背中を押してもらっているという感覚になります。
東京マラソンでは、これが42.195km続きます。
またボランティアの数が11000人!東京マラソンを東京マラソンたらしめているのは、まさにこのボランティアの人だと思います。
特に驚いたのが、これ!
数100mおきに立っているコース整理員。
みなさんゴミ袋を持っているのですが、なぜだかわかりますか?
なんとランニング中に出たゴミを回収しているのです。私もオーストラリアのマラソンを何度も走ってきましたが、こんなことがあるのは日本くらいです。
整理員を配置することもそうですが、ランニング中にも関わらず、ゴミはゴミ箱へ、という精神がすごい!
これにはオーストラリアから参加した友人も驚いていました。そうだよね、オーストラリアだとその辺に気にせずポイポイしちゃうもんな。
しんどいときも他者や身の回りのことへの気配りをする。これって日本が誇れる気質なんじゃないかなーと思います。
スタートエリアのセキュリティチェックや、コース中のランニングポリス、ランニングドクター。
東京マラソンはとにかくどこもかしこも人の山で、トイレに行くにも30分待つのが普通なほど混雑していますが、それでも大きな問題なく、無事に11回も大会が成功しているオーガナイズ力は、さすが日本!と誇らしげになります。
これも、ボランティアの方々一人ひとりのサポートのおかげですね。
ボランティアは11月頃から募集が始まるので、フルマラソンはまだ走れないな・・・という方でも、まずはボランティアというかたちで東京マラソンに参加してみるのも、異なった角度からランニングを楽しむいい方法になると思いますよ♪
東京マラソンでは、2015年より東京マラソンウィークという催し物を開催しています。
その中のひとつ、Friendship Runに参加されることをお勧めします!
私のまわりでも30人以上ものオーストラリアの友達が、東京マラソンに応募するも落選してしまいました。しかしこのFriendship Runは先着順で誰でも参加することができます。昨年に引き続き今年も、応援に駆けつけてくれた友達と一緒に参加しました。
Friendship Runはマラソンの前日の土曜日に行われます。ランニング自体はお台場エリアを走る4kmほどの短い距離ですが、30ヶ国以上もの人が参加するなど、会場は朝から国際色溢れ、それぞれの国の衣装を来たりコスプレをした人がいて、一緒に写真を撮ったりと大変盛り上がります。
出走前にはラジオ体操で身体を温めるのですが、これがすごい受ける!笑
東京マラソンに隠れてあまり知られていないですが、心が素朴になって、自然と笑みが溢れる温かいイベントです。
ランニングを通して色々な国の友達を作りたい人にはぜひお勧めです!
いかがでしたか?
東京マラソンを運良く2年連続で走りましたが、振り返っているとすでにまた走りたくなっています。笑
エントリーの抽選は毎年8月からオープンします。抽選は誰でも無料で応募することができ、当たった人が正式に申し込むをすることができます。
ぜひ初マラソン、もしくは記念マラソンを東京マラソン2018で迎えてみては??
虜になることお約束します!
それでは皆さん、
海外留学を成功させるためには、留学前の準備段階が重要といわれています。 実際に、留学前にしっかり準備しておかなかったとい…