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関西地域のプロモーションイベントがシドニーで開催!

 

関西地域のプロモーションを目的としたイベントが4月19日、シドニーにて開催された。滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、徳島県、京都市、大阪市、堺市、神戸市で構成された「関西広域連合」が集い、関西地方の魅力をアピールした。

 

イベントは京都府知事の山田啓二氏(写真左)のあいさつからスタート。日本で2番目の経済規模を誇る関西全体の魅力を語った。

 

「関西は5つの世界遺産があり、温泉やオーストラリア人に人気のスキーも楽しめます。大阪・京都だけでなく、他の県や市にもぜひ足を運んでいただきたい。2019年のラグビーワールドカップに2020年のオリンピック・パラリンピック、さらに2021年にはワールドマスターズゲームズが関西で開催されますので、この機会にどんどん関西に来てほしいですね」

 

続いて在シドニー竹若総領事(写真右)は「政府レベルだけでなく、オーストラリア人と日本人の関係性も強い」と日豪の友好関係について言及。「スポーツ熱心なオーストラリア人だからこそ、これから日本で開催される大きな国際スポーツ大会をきっかけに日本を訪れ、楽しんでほしい」と話した。

 

イベントの中盤には殺陣が披露され、オーストラリア人がカツラを被って殺陣体験をするなど、陽気なイメージの関西らしい催しに、会場は大賑い。

 

用意された食事と関西各地域の日本酒は大盛況。特に日本酒には来場者が殺到し、"Sake"の人気の高さが伺えた。

 

京都府:京都府知事 山田啓二氏(写真左)

「京都は歴史と文化だけでなく、和食やお茶、京都ビーフ、伏見の酒など、素晴らしい食が楽しめる土地です。オーストラリアで日本食は人気があると聞きましたが、ぜひ本場の和食を堪能していただきたいですね」

 

京都市:京都市産業観光局 観光MICE推進室長 横井雅史氏(写真右)

「794年から長らく日本の首都でありつづけた京都市は、世界的にもめずらしい都市。日本の歴史の推移が実感できると思います。ぜひ、”ほんまもん”の京都を感じに来てください!」

 

兵庫県:兵庫県産業労働部 観光監 松森章子氏(写真左)

「兵庫県は姫路城に城崎温泉、スキー場があり、食材も豊富で、都市としても楽しめる、富士山以外の全てが満喫できる日本の縮図のようなところです。大阪と京都の隣でアクセスも便利なので、ぜひお立ち寄りいただければと思います」

 

神戸市:神戸市副市長 鳥居聡氏(写真右・右側)

「有馬温泉、六甲山からの夜景はもちろん、体験型のコンテンツも用意しています。あとは神戸といえば神戸ビーフですが、『Wagyu=神戸ビーフ』と思っているオーストラリア人も多いので、ブランディングをしっかりやっていきたいですね」

 

大阪府:大阪府副知事 新井純氏(写真左)

「関西国際空港がある大阪府は、関西の玄関口。大阪を拠点に関西をまわってほしいですね。もちろん大阪にも素通りしないで立ち寄って、ぜひ満喫していってください!」

 

奈良県:奈良県副知事 一松旬氏(写真右)

「仏教、茶道、相撲、日本酒、能の発祥の地である奈良県は、日本の原点のような場所。1300年の時を超えて建物や仏像が残っていて、関西にある世界遺産の5つ中3つを有しています。アクティブなオーストラリアの方に向けて、体験型のおもてなしプランをご用意してお待ちしています」

 

滋賀県:滋賀県知事 三日月大造氏(写真左)

「日本一大きい琵琶湖を自転車で1周する『ビワイチ』という全長200kmのサイクリングに、レイクビューのスキー場、さらに甲賀市には忍者の里があります。オーストラリアの方に滋賀県を訪れてほしいのはもちろんですが、滋賀県からオーストラリアに人が行くような仕組みを作って、相互交流を目指したいですね」

 

和歌山県:和歌山県商工観光労働部 部長 山西毅治氏(写真右)

「和歌山県の豊かな自然から信仰が生まれ、高野山や熊野古道ができました。お越しいただければ、日本の心のふるさとのようなスピリットを感じられるはず。観光資源では他の地域に負けませんよ!」

 

関西エアポート株式会社 代表取締役社長 山谷佳之氏(写真左)

「カジュアルな雰囲気の関西はオーストラリアの方にきっと気に入ってもらえるはず! アクセスを良くして関西に来やすくなるように、オーストラリアとの直行便開設に向けて取り組みたいと思います」

 

一般社団法人日本旅行業協会 関西支部 支部長 光山清秀氏(写真右・中央)

「自然が豊かで治安が良く安全という点で、日本とオーストラリアは似ています。穏やかで優しい民族性にも共通点があって、お互い理解し合える存在だと思います。双方の魅力を伝えて、相互交流を活性化していきたいですね」

 

翌日20日にはチャッツウッドにて侍ショーを再び実施。めずらしい侍と殺陣のパフォーマンスを多くの人が楽しんだ。

 

取材・文・撮影:天野夏海(編集部)

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