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不調改善と健康維持に最適!在宅ワークにも効果的なFMSとは

運動不足からの体調不良の解消や、筋肉・関節の運動機能の改善、現在の体調を整える理学療法で、健康志向の高いオーストラリアでは身近なメンテナンス方法として重宝されているフィジオセラピー。

パンデミックを経た生活の変化による身体の悩みを改善する方法としても用いられ、現地のスポーツ選手やチームの体調管理などにも携わる医療従事者のフィジオセラピストが、神経、筋肉、骨格、関節すべてのバランスを見ながら、内臓以外の身体全般、身体の動きに関する問題や痛みなどを診断し、正常な機能に回復するように治療をしてくれます。

シドニーにあるフィジオセラピークリニックの「メトロフィジオセラピー」では、身体本来の基礎動作がしっかり機能できていないことから生じる慢性的な疲労や身体の不具合を、筋トレや整体のように気軽なトレーニングで解消できるプログラムを実施! 

ジムに慣れてくるとトレーニングが自己流になり、正しくない姿勢や方法で続けているうちに身体を痛めることもあります。フィジオセラピーは、身体の状態や日頃の癖などをフィジオセラピストと共に把握して方向性を正していく、整体とジムを合わせたような活用方法ができることも特徴の一つ。

今回は、日常に習慣として取り入れることで身体の不調を解消し、怪我にも強い身体を手に入る、コロナ太りや運動不足にもぴったりのトレーニング「Functional Movement Systems:FMS」を、「メトロフィジオセラピー」の奥谷先生が詳しく解説。 今こそトレーニングをスタートして、本来の身体の運動能力を取り戻して日々のパフォーマンスを向上し、慢性的な痛みや疲れも改善していきましょう!

フィジオセラピストによる「FMSトレーニングプログラム」とは?

「FMS(Functional Movement Systems)」は、身体の基礎動作がどのくらい機能しているか分析・評価するために、7種類の動作をテストするプログラムのこと。アメリカのフィジオセラピスト(理学療法士)が、高校生アスリートの障害や怪我に対するリスク予測やパフォーマンス向上を目指すための評価手法として始めたのが発祥だそう。

FMSを通して動きの癖や身体の弱い部分、バランスの悪いポイントなどを把握し、現在の身体の不調や痛みを取り除くフィジオセラピーと併せて、身体本来の機能を取り戻すために組まれたトレーニングが「FMSトレーニングプログラム」です。

奥谷先生:人は脳の中に筋肉の動きに関するプログラムをもともと持っています。赤ちゃんは目的を持たずして寝返りをうち、転がり、ハイハイをし、立ち上がり、歩き、走れるようになるのもプログラムがあるから。

普段のデスクワークにおいて、その筋肉のプログラムの全体の15%しか使ってないと考えるとどうでしょうか?

筋肉の85%を休眠状態で生活することに慣れてしまうと、15%で頭や腕など合計18kgの身体を支えているわけですから、キャパオーバーで身体が常にだるいと感じていることも無理からぬこと。FMSトレーニングでは、普段通りの生活の中で見つけにくい筋肉の弱まっている箇所を、7種類の基礎動作を測るテストで見つけていきます。

「FMSトレーニングプログラム」はこんな人にオススメ!

  • 運動不足などで身体のコンディションが整わない方
  • リモートワークや在宅による腰の痛みが辛い方
  • 健康大国オーストラリアのフィジオセラピー(理学療法)の治療法に興味がある方
  • 自宅で習慣化できる自分に合ったストレッチなどを身につけたい方

JAMSスタッフが奥谷先生と「FMSトレーニングプログラム」を実践!

まずは痛みや怪我など、身体に関するヒアリングを行いますね。日常で痛くなる体の部分、過去の怪我、そして現在の生活などを主にお聞きします。

例えば、学生時代に何かスポーツをしていた場合、当時どこか怪我をしたり何か痛みはありましたか?

問診の後、FMSのテスト方法を説明してくれます。具体的には7つの動作を0~3点で評価し、それぞれの関節可動性や筋力、バランス、左右差をチェックするのが、FMSのテスト方法。問題なくできれば3点、痛みがある場合は0点で、各項目の左右での点数や全点数のバランスによって総合評価し、その人に適したトレーニングプログラムを作成するそう。

現在のFMSで評価される基礎的動作は、子どもからアスリートまで体力レベルに関わらず、すべての人々の運動機能の土台になる能力とされています。

最初のテストは、筋力トレーニングでもお馴染みのスクワットです。これは、脚、お尻、お腹、上半身のコンディションを診断します。身体が前後にゆれる度合いや、棒が斜めになってしまうか、どのくらい深くスクワットできるかなどを見て点数をつけます。

次は、お腹を固定し体重移動しながら、下半身をどのくらい安定して動かせるか、ステッピングで診断します。またぐことは簡単にできますが、意外と脚を戻すときに体のバランスを保つのが難しい動きです。

3つ目は、体感、足、上半身が連携して動くか、どのくらい安定して動けるか、ランギングで診断します。体が横に揺れたり、お辞儀するように前のめりにならないように。シンプルの動きだけど、お尻や背中も使うので、全体のバランスが悪いと身体がぐらつきます。

4つ目は、肩甲骨、肩、胸椎の可動域を診断するリーチング。この部位は、デスクワークだと固まりやすい場所です。慢性的な肩こりがある方は要チェックです。

5つ目は、レッグライジング。脚、骨盤、インナーマッスルのコントロール度合いを診ます。この3つの連携が整わないと難しい動作になります。体の硬い人には難しいかもしません。身体がねじれたり、片脚が浮いたりしてはいけません。私が持つ棒を超えて脚を上げられると、いい状態ですよ。

6つ目は、少し変わった形のプッシュアップという腕立て伏せ。上半身と体幹の連動を診断します。腰がしならないようにお腹に力を入れて体を持ち上げるのですが、体を地面と平行にしたまま持ち上げましょう。

最後は、ロタビィスタビリティという種目。身体をまっすぐに安定させた状態で腕と膝が動かせるかを診ます。マットの上で板を挟んで四つん這いになり、板と身体を平行にしながら左手と左足を同時に上げ、ひじとひざをつけて、また伸ばすというもの。オリンピック選手でもできない人はたくさんいるので、上手くできなくても安心してください!

上記で実施した7つのテストを基に、身体の特徴や気を付けるべき点などを奥谷先生が指導してくれます。普段、自分の身体と平均的な能力とを比べる機会はあまりありません。FMSで自分の身体をプロの目で見てもらい、身体の長所や短所を把握するだけでも、運動のパフォーマンスを向上させたり、ケガ予防することができるんですね。

FMSの診断結果に基づいてトレーニングプログラムを作成いきますね。

人間の身体は生理学的に見て、変化をもたらすのに13週間くらいかかると言われています。そのため、トレーニングプログラムも13週間で構成しています。

ジムなどでも聞いたことがあるかもしれませんが、負荷をかけて筋肉をトレーニングしたあとは、筋肉繊維が痺れるため筋肉痛が起きます。そうしたら、筋肉を休ませてそれを修復することで筋肉が強くなります。このサイクルを繰り返し、弱まった筋肉が使えるようになり始めるのが、約6週間後。

ですから、弱まった筋力を動作回数や負荷量を増やすなどをすることで、段階的に筋力を強化していって、改善度合いを見るために4週間目と6週間目、13週間目に同じテストを実施しています。

負荷をかける場所を集中させて、効率良く身体を強くしていくので、身体のパフォーマンスを向上させ、慢性的な疲れもとれますよ。

奥谷先生によると、身体を動かすためには「神経」「筋肉」「関節」のすべてがバランスよく噛み合う必要があり、どこか身体の一部に痛みがあるということは必ず何か原因があるのだそう。段階を踏んでいく分、負荷をかける場所を集中させて効率良く身体を強くできるため、FMSトレーニング実施後には身体のパフォーマンスを向上させ、慢性的な疲れの改善にもつながります

13週間のトレーニングを終えた後は、普段生活しているだけでも身体の変化に気が付くんだそう。特にデスクワーク中心の方は、仕事中の姿勢や調子でビフォーアフターの違いがわかるはず

もし日常生活で身体に痛みを感じてしまうと、完治にいたるまでの期間は痛みを我慢した期間の2倍~3倍とのことなので、基礎の身体作りは長い人生において大事なもの。奥谷先生の特製トレーニングプログラムで、あなたも怪我や疲労に強い身体を手に入れましょう! ジムと併せて活用するのもオススメです♪

シドニーの「メトロフィジオセラピー」について

フィジオセラピーの第一人者が在籍する「メトロフィジオセラピー」は、新型コロナウイルスによる規制中に加速した運動不足やストレスによる不安定な身体コンディションも、実際に身体を動かしながら改善・治療することができるクリニック。

リモートワークにつきものの腰痛を改善する施術や、自宅でもできる運動療法も処方。急性の腰痛にも対応可能で、腰痛の治療継続中に座っていても痛みが悪化しないため、仕事や勉強を続けながらでも治療を継続できるのも大きな特徴です。

在籍フィジオセラピスト(理学療法士)の奥谷先生は、学術的にも臨床的にも特に高い教育レベルを要求される「オーストラリア理学療法学会(APA)」認定の筋骨系スペシャリスト

診断結果から、一人ひとりの症状に合わせた最適なエクササイズや姿勢の整え方のアドバイス、運動機能の回復や関節の可動域を向上させるトレーニングも指導しながら、身体の患部の痛みを取り除き、身体の痛みが再発しづらい身体づくりを手助けします。また、そうした健康的な身体作りのサポートの他、ストレスやホルモンバランスの崩れからくる偏頭痛アゴの不具合、肩こり、首の痛み、頭痛、ヒジ・ヒザ・関節の痛み、腱鞘炎、スポーツでのケガ、筋肉や靭帯、関節など、筋骨格系疾患の診察・診断・治療を主に提供。

今回ご紹介したFMSをはじめ、患者一人ひとりの症状に応じたストレッチや筋トレなど日常生活で実践していけるエクササイズも丁寧に指導してくれます。フィジオセラピストによる正確な指導のもと自分自身で習慣化することができれば、筋肉の機能を正しく使えるようになります。それにより、身体本来のスムーズな動きが可能になると日々の生活が格段に楽になるほか、ケガや痛みの予防にもつながります。

FMSの身体能力のテストとフィジオセラピーの診断から、奥谷先生があなたの身体全体の機能を総合的に評価し、フィジオセラピーの知識と経験をもとに、その人に適したトレーニングプログラムを作成してくれる「メトロフィジオセラピー」。特にコロナ禍で発症してしまった身体の不調や痛みは、放置せずに「メトロフィジオセラピー」に相談してみましょう!

「メトロフィジオセラピー」の新型コロナウイルス対策
1)施術者はマスクを着用
2)患者様ごとに手指や備品のアルコール消毒を実施
※オーストラリア政府は新型コロナウイルスの感染拡大予防措置において、フィジオセラピーのクリニックに営業許可を出しています。

「メトロフィジオセラピー」へのご相談・お問い合わせ

  • 新型コロナウイルスの影響で身体のコンディションが整わない方
  • リモートワークや在宅による腰の痛みが辛い方
  • 健康大国オーストラリアのフィジオセラピー(理学療法)の治療法に興味がある方
  • 自宅で習慣化できる自分に合ったストレッチなどを身につけたい方

その他、身体の痛みや不調にお悩みの方は、以下の電話番号またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

電話:0414 272 440
メール:info@metrophysiotherapy.com.au

オーストラリア国内外から受診できる「デジタルヘルス」も

デジタルヘルスは、通常の診察、診断、運動療法など、クリニックと同じサービスを自宅で受けることが可能来院して手技を受けない分、割安でコンサルテーションが受診できます。

遠隔コンサルテーションで待ち時間もなしに自宅でゆっくりと初診を受けたのち、症状の診断によっては触診や手技の施術のために来院する手順がおすすめ。時間も費用も節約しながら慢性的な体調不良や身体のコンディションを整えることができます。

遠隔コンサルテーションなので、シドニーやオーストラリア国内はもちろん、日本を始めとしたオーストラリア国外からの受診も! 新型コロナウイルスの影響により、日本でも外出自粛や在宅勤務のストレスと闘い、身体のコンディションを整えるために苦労している方は多いはず。オーストラリア以外の国は保険適応外ですが、日本円支払いで受診可能です。

フィジオセラピストの遠隔指示のもと、家族や恋人などその人の側にいるパートナーがフィジオセラピストの指示に従ってマッサージを施す「Physio with My Partner」も実施。手技のプロであるフィジオセラピストからマッサージのテクニックを習えば、今後また症状が出た場合でも、パートナーは覚えたテクニックを生かすことができます

「メトロフィジオセラピー」

担当:奥谷匡弘(ただひろ)
シドニー在住のフィジオセラピーの第一人者。学術的にも臨床的にも高い教育レベルを要求されている「オーストラリア理学療法学会(APA)」に認定された頭痛や腰痛など、筋骨格系のスペシャリスト。専門は顎関節。頭痛の治療技術も高く評価。
所在地:Suite 406a, Level 4, 250 Pitt Street, Sydney

電話:0414 272 440
メール:info@metrophysiotherapy.com.au
営業時間:予約制/日祝休
ウェブ:metrophysiotherapy.com.au

 

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