こんにちは。
ジャパンセンターオーストラリアの学校部門担当です。
前々回は「語学学校を選ぶ際に国籍比率を重視すべきか?」
というテーマで、語学学校のことを選ぶ際に「国籍比率」と「学費」のそれぞれをどういった観点で、見るのかということをお話しました。
語学学校のロケーションというよりも、留学においてのロケーションの意味合いの方が強くなりそうですが、実際に語学学校のロケーションも大切にしなければいけないポイントであったりします。今回は大きい枠組みでのロケーションと小さい枠組みでのロケーションに分けて、お話したいと思います。
大きい枠組みでのロケーションは国や都市を選ぶことであり、語学学校の選択以前のことになります。「この語学学校が良いから、この国にしよう!」とはあまりならないですよね。留学する地域が決まってから、その中にある語学学校を選ぶというのが基本的な流れになります。
お洒落なカフェに囲まれたいからメルボルンに行くと最初に決めるのもいいですが、他の国や都市について詳しく知ってからでも遅くないですよね。行ってみて他の国の方が、自分の目的には合っていたということも良くあることです。
今回は英語習得を目的として良く選ばれる国である
イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ・カナダ
を例に見ていきたいと思います。(アイルランド・マルタ・フィリピンなどに留学する人もいます。)
国が違えば、環境もルールもほとんど全て異なるので、時間をかけて自分の状況にあった国を選ぶ必要があります。考えなくてはいけないことは、英語の種類、治安、時差、物価、ビザなど、たくさんありますが、今回は英語の種類、治安、時差の違いを取り上げます。
ご存知の人も多いと思いますが、英語は大きくイギリス英語とアメリカ英語の2種類に分けられます。
イギリス英語圏:イギリス・オーストラリア・ニュージーランド
アメリカ英語圏:アメリカ・カナダ
日本語を母語として話す国は日本だけですが、英語を母語として話す国はいくつかあります。そして、その中でも国によって少しずつ言語が異なるのです。その違いは様々で、スペルが違う場合や発音が違う場合があります。
アメリカ英語:Today[トゥデイ]
イギリス英語:Today[トゥダイ]
アメリカ英語:center
イギリス英語:centre
弊社ジャパセンも「Japan Centre Australia」と表記します。
アメリカ英語:He didn’t come yet.
イギリス英語:He hasn’t come yet.
イギリス英語は完了形を好む傾向にあります。
みなさんは中学や高校では上のアメリカ英語の方を勉強しましたよね。日本ではアメリカ英語を学習するので、アメリカ英語の方がなじみ深いと言えるでしょう。
・アメリカ英語主体で考え、アメリカ英語が正しくて、イギリス英語は間違っているという認識は間違っています。イギリス英語の方が聞き取りにくい要素はありますが、今後はもっと聞き取りにくく、馴染みがない英語が流行る可能性もあるのです。例えば、インド人の話す英語を「インド英語」と言うこともありますが、ITで注目されるインド人が世界各国に行ったり、インドの経済が発展したりすれば、「インド英語」が正しいなんて言われる日も来るかもしれないのです。このように世界中いろいろなところで話されている英語は、経済などの影響を受け、日々変化しているので、そこに正しいも間違っているもないのです。
・アメリカ英語を選んだら、アメリカ英語しかわからないということはなく、ある程度の領域に達すれば、イギリス英語も理解できるようになります。また、その逆も同じです。アメリカ英語とイギリス英語の違いよりも、日本の標準語と方言の方が違いがあるという意見もあるくらいです。アメリカ英語とイギリス英語は同じ言語であるので片方を習得すれば、もう一方は比較的、楽に習得が可能です。
日本は非常に治安がいい国であるので、少しいイメージは付きにくいかもしれませんが、上記5か国であれば、基本的には安全であると言われています。自分はオーストラリアに2年以上住んでいますが、危険だと思ったことは特にありません。
ただ一つ言えるとすれば、アメリカは銃社会であるという点が、どうしても怖い部分ではあります。そのためか留学先を選ぶ際、両親としては、あまり行かせたくないということなりやすいです。アメリカに行ったから銃で撃たれるというわけではありませんが、確率のことを考えると、敬遠されるのでしょう。
上記5か国は比較的安全ですが、各国に危険な場所は存在することは事実です。これは日本も同じですよね。近寄らないということで身を守ることができます。
中学一年生で勉強したであろう時差ですが、この時差もロケーション選びの際は重視されているポイントです。
オーストラリア 約1時間進んでいる
ニュージーランド 約3時間進んでいる
イギリス 約9時間遅れている
カナダ 約15時間遅れている
アメリカ 約15時間遅れている
オーストラリアは日本と近い経度に位置するので、時差があまりありません。よって、日本との連絡が取りやすいオーストラリアを選ぶという方もたくさんいます。カナダやアメリカであれば、お互いの時間を確認して連絡しなければ、生活リズムが逆になるので連絡はとりにくいのが現状です。
国を選ぶのは、留学の第一歩目となります。国を決める際の比較するポイント上記以外にもたくさんあります。従って、自分の目的や状況にあった国を時間をかけて選ぶようにしましょう。
国や都市を選ぶのには、時間をかける傾向がある中、語学学校のロケーションに関しては深く考えない傾向があります。それは実際に行ったことのない未知の地域をイメージすることが難しいということが原因です。
「Town Hallから徒歩2分」、「徒歩3分圏内にColesアリ」と言われても、オーストラリアに住んでいなければ、実感がわきにくいです。そのことから、実際に学校がその都市のどの辺りに位置して、交通機関や買い物、ランチ、観光等にどの程度便利であるか、また周辺がどのような環境であるか、あまり注意を払っていないように思います。特に留学生であれば、自動車やバイクを持っていないケースがほとんどです。ですので、ホームステイや滞在先から乗り換えが少なく、公共交通機関を利用して行ける場所にある語学学校を選ぶことが理想です。
利便性というのは通学に限ったことではありません。休憩時間、ランチタイムや放課後の時間を考えると、カフェ、娯楽施設、映画館、ショッピング街、銀行、郵便局が近くにあると便利です。そして、語学学校に通いながら仕事をするのであれば、職場は滞在先、あるいは語学学校に近くにないと3つの場所を行ったり来たりしないといけないかもしれません。
また、利便性というのは人によって違います。サーフィンをかなりの頻度でするのであれば、ビーチに近い語学学校が適しています。シドニーでサーフィンができるビーチと言えば、ボンダイビーチ、クロヌラビーチ、マンリービーチが有名です。
自分のプランに合ったローケーションを選択すると時間をよりよく使うことができます。
「日本で田舎に住んでいたから、海外では都会に住みたい」など様々な考えがありますが、実際に海外留学の際に、田舎と都会はどう違うのでしょう。
都会の学校には日本人が多く、田舎の語学学校には日本人が少ないと考える人がいますが、実際はそうでもありません。田舎の方が語学学校の数が少ないこと、他の人も同じことを考えて田舎に来ていることから、行ってみると案外日本人がいたというケースもあります。さらに小さな田舎の語学学校は学生数が少ないため、英語レベル別のクラスをたくさん作る事ができません。クラスが少ないということはレベルの違う学生が一緒に勉強することになり、ついていけないケースや簡単すぎて勉強にならないということもあります。語学学校のこととなると少々勝手が悪い田舎ではありますが、田舎にはフレンドリーな人が多く、語学学校もとてもアットホームであることが多いです。その意味ではオーストラリアの田舎の体験は大変楽しいものになるでしょう。
一方、大都市の語学学校には世界中から学生が集まって来ているので学生数が多く、日本人の割合は低くなります。さらにクラス分けが細分化しているので、自分に合った英語レベルのクラスで勉強できるという利点があります。また、ケンブリッジ、IELTSの試験準備コースが開講されていたり、朝昼夜の時間帯が選択できたりします。
現地近くに住んでいるのであれば、下見に行くことができロケーション選びは簡単にできます。しかし、日本から滞在先、語学学校を決めるのであれば、ネットや人から聞いた情報しかないので、自分に合ったものを選ぶことは容易ではありません。「住めば都」という言葉があるように、その土地に慣れていくことは確かです。ですが、後悔しないように自分なりに考えてから、決定するようにしてください。
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