◆◆ワーホリや留学生のライフ・ステージ:アイデンティティを探し求める多感で不安定な時代◆◆
当カウンセリング・クリニックはシティ中心の大通り、ジョージ・ストリートに面するチャイナタウンにあるため、ワーホリや学生さんのカウンセリングもよく行っています。
彼ら彼女らのカウンセリングのケースを多く持つにつけ、彼らに共通しがちな特徴にも気づかされます。
留学生は年齢制限もないため年代が少し散らばりますが、ワーキングホリデーは年齢制限があるため、18歳から31歳くらいというとても若い年代になります。ワーホリをはじめ、学生ビザの方でもその中心は20代から早期の30代と言えるでしょう。心理学的なライフステージから言うと「青年期前期」にあたることが多いです。
「青年期前期」というと日本で過ごせば大学生や社会人数年目にあたるような年代で、発達課題としては「アイデンティティの獲得」です。「自分は何者であって、何をして生きていく存在なのか」を、たくさん迷ったり試したりしながら獲得していく年代。仕事や専門、住んでいく場所、配偶者選択などが課題となってくる時期です。
可能性に富んでいるけれど、自分の居場所や頑張り所をまだ獲得しきっていないし、情緒的に多感で不安定な時代と、一般的には言えると思います。
私自身のことを考えても、可能性はまだ未知数ではあったけれどもそれゆえの不安定さと多感性のため、正直あんまり戻りたいとは思いません。もし今の経験の量や自己受容(開き直り?)を持って若い時代に戻れるのなら、もう一度やってみたいと思いますが・・・(やり直してみたいことももちろん多々)。
その多感な時期に、まだ居場所を確定しきっていない自由さがあるからこそ、数年の海外体験にやって来ることができます。そしてここでもまた、アイデンティティを探し(いわゆる「自分探し」)をするのです。右往左往しながら。
来豪すれば、日本とはまた違う条件や現実の中で、学校に通わなければならなかったり、アルバイトのような仕事をすることがほとんどです。そこでまた迷って悩む。「こんなことをしていて良いのか?」「これがしたくてシドニーにまで来たのか?」「自分はこれをいつまでやるのか?」「自分のしたいことって本当はなんだろう」。
多感な時期にいるからこそのふわふわして、時に現実感や責任感もうすくなりがちな独特の気分の中で、様々な異文化の刺激やストレスにももまれながら、彼らが自分なりのアイデンティティの獲得や安定感を得ていることに寄り添うカウンセリングも多く行っています。
ご興味のある方はご連絡ください。
初回無料45分トライアル・カウンセリングも提供しています。
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シドニー以外の他都市出張カウンセリング(保険全額カバー可)
メルボルン:2019年2月24日(日)
パース:2月9日(土)〜10日(日)
キャンベラ:2月8日(金)
ブリスベン・ゴールドコースト:2月3日(日)、3月2日(土)
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心理学ワークショップ
(ワーホリと学生は5名まで参加費無料。それ以外の方$30) 16:00-17:15
3月27日(水)「心理を専門に!」心理学を学んだり心理の仕事に興味のある方へ。
メディケアや学生OSHC保険でメンタルプランのある方は保険カバーのグループ
4月3日(水)18:00-19:15、隔週で全10回。
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