【メルボルン7日AAAP】 7日付の新聞報道によると、昨年、VIC州で173人の死者が出た「ブラック・サタデー」の森林火災があった日、当時のVIC州警察長官だったクリスティーン・ニクソン氏は、火災により死者が出る可能性を知りながらも友人と夕食に出かけていたことを伝えた。
ニクソン氏は現在、VIC森林火災再建・復興管理局の局長を務めている。
昨年2月7日、ニクソン元署長は、統合緊急対策センター(IECC)を訪れた後、夜になってレストランで友人2人と食事をした。同氏が森林火災王立委員会に報告した内容によると、食事をしてから火災の状況についてインターネットやメディアを使って情報収集していたという。
ニクソン氏はラジオのインタビューで、同日、友人と外食したことを認めたが、早く帰宅し情報収集に努めたと述べた。また、外出したとしても携帯電話を持っていたため、常に連絡が取れる状態にあったことを強調し、特に問題はなかったとした。