【メルボルン9日AAP】 メトロ・トレインズ・メルボルン社が先月運行した電車のうち、5本に1本が定刻発車していなかったことが判明した。
3月に運休せずに予定通り運行された電車は全体の98・6%で、定刻を5分以上遅れて運行された電車は全体の20%にのぼった。昨年12月に経営がコネックス社からメトロ社に代わって以来、最悪の結果だった。最低基準として、同社は運行予定の電車のうち98%は運休させてはならず、88%は定刻5分以内で発車させることが求められている。
パクラVIC州交通相は電車の運行状況について「十分に良いとは言えない。メトロ社は状況改善のために尽力しており、政府も改善を期待している」と述べた。メトロ社では3月の遅滞の代償として、対象となる乗車券保持者には1日無料乗車券2枚を提供するという。