【メルボルン9日AAP】 メルボルン東部のクリニックで堕胎手術を受けた女性12人が、C型肝炎に感染していたことが明らかになった。
昨年12月、クロイドン・デー・サージェリーで処置を受けた女性3人がC型肝炎に感染していたことが判明したため、さらに調査が行われたところ、2008年6月から2009年12月までに堕胎手術を受けた女性計12人の感染が判明した。
VIC州保健局のカーニー博士は「誤って患者12人に感染してしまったとは考え難い。現時点では、どのような経路で医師から患者にウイルス感染したのかを特定することはできない」と述べた。患者にウイルスを感染させた医師は、法的理由から匿名となっているが、今年2月にVIC州医療委員会の登録を一時保留にされたという。保健局ではさらなる被害者がいないか、同クリニックで処置を受けた女性患者に連絡を取っている。