【シドニー12日AAP】 ノエル・ビダーマン氏のオンライン出会い系サイト「Ashley Madison」がついにオーストラリアで開始した。「人生は短い、だから浮気をしよう」などのキャッチフレーズで物議を醸しているこのサイトは、既婚者の浮気を支援するというもの。ビダーマン氏は「結婚は永遠に変わることのないものというが、それは事実ではない」と述べ、結婚制度の進化版をビジネスにしているだけと語った。
同サイトは2001年にカナダで始まり、英国や米国でもその利用が徐々に拡大している。会員登録は無料で、プロフィールに自分の容姿や好みのタイプなどを載せる。49ドルから249ドルまでの「クレジット」を選択して購入すると、ほかのユーザーと会話ができる。請求書などの取り扱いは慎重に行われ、配偶者がそばにいるときは「パニックボタン」をクリックすれば閲覧画面が素早く次のページに移るという機能もある。
サイトの利用者のほとんどが男性で、その多くは新しい恋人を求めているわけではないという。「幸せな結婚生活を送っている人もいる。しかし、世界には結婚生活に満足していない人は大勢いる。性生活に不満があるからといって、必ずしもパートナーと別れる必要はなく、密かに別の相手を探せばいいのだ」とビダーマン氏。