【アデレード13日AAP】 トヨタ・オーストラリアは、1963年の国内での車両販売開始以降、累計販売台数が500万台に達したことを発表。同社のバットナー販売取締役は、今年の大規模リコールにより同社製品の安全性はさらに高まると述べた。
トヨタ自動車は今年、同社製品のハイブリッド車「プリウス」やその他のモデルでブレーキやアクセルに不具合が発生。米国では600万台、全世界では800万台以上のリコールが行われ、オーストラリアでも約2300台のプリウスがその対象となった。
バットナー取締役は、リコール問題発生後、トヨタは技術的品質向上のための部門とオーストラリア人3名をメンバーの一部とする、世界レベルでの質を保つための特別委員会を設置したことを発表した。「10年後の車の内容がより複雑になるのは明らか。今後は車の安全性と信頼性を保つための基準を高く設定し、規則の内容に透明性を与えるようにしたい」と同取締役。