【ブリスベン22日AAP】 QLD州政府は、5歳以下の幼児を対象としたインフルエンザの予防接種を無料で実施する。同州では昨年、インフルエンザの流行シーズンに過去最高となる患者数に達したことから、政府が早めの予防に動き出したもの。
政府による無料の予防接種は4月末から開始となり、妊娠中の女性や65歳以上の高齢者、慢性疾患のある患者、15歳以上の先住民族なども対象となる。QLD州では昨年、インフルエンザに感染した人が5万6,000人以上と、感染者数の増加が過去最悪のペースだった。
QLD州保健当局のヤング博士は、ピークシーズンは6月から8月にかけてだとした上で、生後6か月以上となる赤ん坊や子どもたちは、4月から5月半ばにかけて予防接種を受けることが重要と話した。また、免疫力がつくまでに約10日~14日間かかるとしている。