【メルボルン16日AAP】 アイスランドで発生した火山噴火の影響により、ヨーロッパ全土の航空便に混乱が生じている。
噴火による火山灰で視界が悪くなっていることや火山灰が航空機エンジンに影響を及ぼすことなどが考慮され、英国では、同国の空域において、16日午前6時(現地時間)までは緊急の場合を除きすべての飛行が禁止となった。同国のブラウン首相は、あくまでも安全面を最優先させたうえでの決定であると述べた。
この決定により、ロンドンの2つの空港を離発着する300の便がキャンセルとなった。また、英国-オーストラリア便にも影響が出ており、16日午前10時過ぎにロンドンを離陸する予定のカンタス航空の2便が待機状態なっている。またロンドンに向けオーストラリアを既に離陸している便については、シンガポールやバンコク、香港などで待機となっている。