【メルボルン16日AAP】 アイスランドの火山噴火によって欧州便の欠航が相次いでおり、オーストラリア人旅行者にも影響が及んでいる。
欧州各地で空港が閉鎖されたため、クアラルンプールやシンガポールなどのアジアの空港でも欧州行きの便が欠航となっている。シンガポール航空では、欧州に向かう予定のオーストラリア人旅行者らに対して、オーストラリアを出発しないようにアドバイスしており、「この状況がいつ回復するかは、誰にも分からない。シンガポールのほとんどのホテルは満室になっており、足止めされた多くの乗客が空港ラウンジで寝泊りしている。影響を受けた乗客には、追加料金なしで別便が再予約される」と発表した。
タイ航空は「欧州行きの乗客は、バンコク空港で足止めされることになる。当航空では、利用客が予約便を来週早々に変更できるようにしている」と発表した。エミレーツ航空は、パリ、ニース、フランクフルト、デュッセルドルフ、ハンブルク、モスクワ着便の利用客らに、同航空のウェブサイトで運行状況を確認するよう呼びかけている。