【ブリスベン24日AAP】 QLD州沿岸部ケープヨークでは24日、強い勢力を保ちながら接近しているサイクロン「ノラ」の影響で、暴風雨に見舞われると予想される。同地域での最大風力は、時速270キロメートルに達するとみられている。
また、トレス海峡からカーペンタリア湾にかけて、大雨や鉄砲水などの危険性が高まっているほか、高潮や沿岸部での住宅の浸水などが懸念されている。また、ケープからタウンズビルにかけては小規模の洪水が発生する可能性があるという。
気象局によると、サイクロンは週明けまでには次第に勢力が弱まり、その後カーペンタリア湾南東部へ移動していくもよう。今回予想される進路をサイクロンが通過するのは2001年以来となるが、QLD州のパラシェイ首相は、救助隊などの配置は完了しており、非常時への備えは十分との見方を示している。