【メルボルン24日AAP】 VIC州警察の警察犬9匹が病気になり、そのうち1匹が死亡したことを受けて、ペットフード会社が、警察犬が食べていた製品を自主回収していることがわかった。
マース・ペットケア・オーストラリア社は、一般的には食べ物と関連のない「巨大食道症」によって体調を崩した警察犬が9匹(そのうち1匹は安楽死)いたことを受けて、「製品テストから製品と病状との関連性は見られなかった」としながらも、「アドバンス・ダーモケア」を自主的に回収するとした。巨大食道症は、食道が収縮することができず食道全体が弛緩して拡張してしまう病気。
VIC州警察は「同じ地域にいる警察犬が一度に同じ病気になるのは極めて稀なこと」だと述べている。
同社は、警察、専門の獣医、そしてメルボルン大学が現在調査中だとし、原因解明まで「万一に備えて」回収を行っているとしている。同製品の3kg、8kg、15kg入りフードを購入した人は、購入した店で返金が可能だという。