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ビタミン錠で乳癌の危険が高まる可能性

【シドニー18日AAP】   マルチビタミン錠を常用している女性は乳癌を患う確率が19%高くなるとの研究結果が発表された。

この研究はスウェーデンのカロリンスカ研究所が3万5000人以上の女性を10年かけて調べ、アメリカの医学誌で発表された。多くの女性は慢性病を防ごうとマルチビタミンを摂取するが、実際はビタミンやミネラルのサプリメントによって、乳癌の危険因子である乳房組織の密度が増大するという。また、マルチビタミンの中に含まれる葉酸は、腫瘍の成長を加速させる可能性があるという。研究者の1人、スザンナ・ラーソン氏は「研究ではマルチビタミン錠を飲むことで乳癌の危険が増加する可能性があることが示された」と語った。

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