【シドニー21日AAP】 1週間前に発生したアイスランドの火山噴火に伴う欧州便の欠航問題で、ロンドンのヒースロー空港は20日午後10時前(現地時間)、閉鎖が解除となった。オーストラリアとロンドン及びフランクフルトを結ぶ便を就航しているエミレーツ航空とカンタス航空は、引き続き待機状態としている一方、シンガポール航空は、同社のシドニー発ロンドン行きの便を21日午後にも出発させる見込み。
カンタス航空では、飛行禁止区域が指定されている中では、13~14時間という長時間のフライトを終えた便が確実に目的地に到着できることを確認するまでは出発させることはできないとしている。また、エミレーツ航空も21日に発表した声明の中で、ロンドンへ向かう旅客のチェックインを受け付けていないとし、1日1000万ドルぐらいの損害額が発生しているとした。