【23日AAP】 QLD州保健局は、一般医やインフルエンザワクチン提供者に対して、5歳以下の子供にワクチン接種を行わないよう通知した。WA州では、予防注射後に重い症状を発症した子供が続出したため、22日に子供へのワクチン接種が中止された。
これまでのところ、QLD州だけでもインフルエンザワクチンへの拒絶反応は41例報告されている。このうち15人は5歳以下の子供で、高熱やけいれんなどの症状があり、うち1人は入院した。QLD州保健局長のジャネット・ヤング博士は、5歳以下の子供への季節性インフルエンザ予防接種を中止するという連邦保健省からの指示に従うと述べた。すでにインフルエンザ予防接種を受けた子供は、2回目の接種は避けるべきだといい、ワクチンによる症状は接種後12時間以内に発症するという。ヤング博士によれば、5歳以下の子供に予防接種を受けさせたい場合には、新型インフルエンザのワクチンにすべきだという。
連邦政府では新型インフルエンザの予防接種を無料で提供しており、季節性インフルエンザの予防接種の場合は、65歳以上の高齢者、15歳以上のトレス海峡島諸島民とアボリジニ、妊娠中の女性、生後6カ月以上の慢性疾患者に無料で提供している。