【シドニー27日AAP】 NSW州で昨年、インフルエンザの患者数が10万人を超える大流行となった。にもかかわらず、今年予防接種を受けるのは国民の半数のみという。
1000人を対象に行った調査の結果、およそ55%が「予防接種を受ける予定はない」と回答した。国内で毎年、およそ3000人がインフルエンザで死亡しているが、同疾患に対する知識が少ないことも調査からわかった。77%の人が、空中浮遊するウィルスが45分以上感染力を持つと知らなかった。さらに、国民の半数以上の57%が「自分はインフルエンザに感染する危険性が低い」と誤って考えていた。
インフルエンザは健康で体力のある人も感染する。自らとコミュニティを守るのには予防接種が最適だという。昨年、ベビーブーム世代のおよそ2人に1人が予防接種を受けたが、ミレニアム世代は3分の1未満だった。