【ブリスベン28日AAP】 QLD州の民事行政裁判所は、州内の元高校校長に対し、自宅に複数の生徒を招き、庭や家の仕事を手伝わせた後、保護者の承諾なしに外泊させたとして、停職処分とする判決を言い渡した。免許のない生徒に車を運転させたことも分かっている。
校長だった男は、生徒7人に家の仕事などを手伝わせたほか、週末に釣りに出かけたり、保護者の承諾なしに生徒をヘリコプターに乗せ、その代金を自身が支払ったり、祭りに連れていって夕食を買い与えるなどしていた。
QLD州民事行政裁判所は声明で、「生徒や職員にとって、相応しい手本とは言えない」と述べ、元校長の行為を非難した。さらに「校長の行為は、教師に期待されている行動に反するものであり、重大な違反であるとの認識で一致している」と説明し、4年半の教員資格停止を命じた。