【キャンベラ27日AAP】 連邦政府は27日、TVなどのスポーツ番組の放送中に、ギャンブルを奨励するコマーシャルの放映を禁止する法案を可決した。これにより、午前5時から午後8時30分までの間で、スポーツ番組の始まる5分前から終了後の5分間は、ギャンブルのCMを流すことができなくなる。
同法案は、一連の放送や放送内容に関連する改革案の一部となっており、上院と下院の両方を通過した。マイケル・サッカー政務次官は、スポーツ番組の途中で流れるギャンブルのCMについて、放送の頻度などに関し、一般市民から寄せられていた懸念や苦情に対応したものと説明している。
一方、労働党のミッチェル議員は、午後8時30分はまだ試合が4分の1しか終わっておらず、親たちがギャンブルCMを見せないために、試合は続いているにもかかわらず、子どもたちを寝かせるとは考えにくいと指摘した。この法案は、オンライン上のスポーツ中継にも適用が可能となっている。