【シドニー29日AAP】 30日午前零時、タバコ税が25%引き上げられる。30本入り1パックで2ドル16セントの値上がりとなる。喫煙者数の減少と増税による税収増加が政府の目的だ。
連邦政府は増税によってタバコの消費量が6%減少、喫煙者数も2~3%減少し、約8万7000人になるとみている。また、今後4年間で税収は50億ドル増加するものとみており、この税収によって病院施設の改善を図るとしている。
タバコに関しては、連邦政府は先ごろ、包装に関する新法案を発表。ブランド・イメージを強調させるロゴや色の使用を禁止するもので2012年7月1日に施行される。この他にも、インターネットでのタバコ広告制限の強化や2780万ドルを投入して禁煙キャンペーンを展開する予定。