【シドニー30日AAP】 NSW州ハンターバレーのポコルビンで30日午前8時30分ごろ、24人が乗った熱気球が地面に激突し、このうち16人が負傷する事故が起きたことが分かった。熱気球はバルーン・サファリズが運営していたが、事故後000へ通報せず、警察による調査が行われる前に気球を片付けていたことが分かった。
NSW州救急隊によると、最寄りのセスノック病院へ搬送された16人は、いずれも容態は安定しているものの、骨折や脊柱を負傷している疑いがあるという。また、このうち2人が特殊な治療を必要とするため、ジョン・ハンター病院へ搬送されたもようだ。
バルーン・サファリズは、予想よりも風向きの変化が速かったことが事故の原因と説明。同社が運営する熱気球は、今年1月にも同様の事故を起こしている。一方、ライバル会社のビヨンド・バルーニングの広報担当者は「飛行に適さない天候状態」を理由に、同社が午前中のフライトを中止したことを明らかにした。