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夏時間は体に悪い? 豪研究者が見解

【シドニー30日AAP】  夏時間がNSW州、VIC州、TAS州、SA州、および首都特別地域(ACT)で、4月1日午前3時に終了する。時間の変更を伴う夏時間制度は、心臓病や交通事故の増加と関連があるとする研究者もいるが、睡眠の専門家がこのほど、人体への深刻な被害はないとの見解を示した。

 

シドニー大学のグランスタイン教授は、時間が変わることで体内時計のリズムが崩れ、一部の人には何らかの症状が現れたり、慢性的な病気になる場合もあるが、ほとんどの人にとって深刻な被害には至らず、夏時間が人体に有害だとする考えは根拠のない話だと説明した。

 

グランスタイン教授はさらに、夏時間の間に人はより活発に行動するとして、公衆衛生の観点から見れば、夏時間は良いものだといえるとの見方を示した。時間の変更に身体が適応するまでには、約1週間かかるとされている。

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