【メルボルン5日AAP】 米ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブックは、英国の調査会社ケンブリッジ・アナリティカによる個人情報の不正利用の問題で、オーストラリア人の利用者では最大50人に1人の個人情報がアクセスされた可能性があると発表した。
フェイスブックによると、個人情報が共有されたとみられる利用者が世界では8,700万人となり、このうち31万1,127人がオーストラリアの利用者だったことを明らかにした。フェイスブックは当初、情報がシェアされたとみられる人の総数を約5,000万人超としていたが、実際にはこれを大幅に上回る数となっている。
同問題をめぐっては、フェイスブック側が利用者はケンブリッジ・アナリティカが情報を入手することについて了承しており、システムへの違法な進入やパスワードなど、秘密情報の盗難やハッキングがあったわけではないとして、情報の漏えいには当たらないと主張している。