【キャンベラ17日AAP】 タイの首都バンコクで治安部隊と反政府デモ隊との衝突が3日間続き、これまで33人が死亡したことを受け、タイのオーストラリア大使館は17日より閉館している。豪外交・貿易省(DFAT)は現地の情勢が悪化しているため、タイへ渡航する必要がある人は再検討するよう勧告している。
スマート・トラベラー・ウェブサイトによると、大使館は引き続き業務を行っているが、大使館外で暴動が発生したことから外部からアクセスができないように閉館しているという。さらなる暴動が発生する可能性は高く、オーストラリア人はデモが行われている場所を避けるなど、十分警戒する必要がある。バンコクの中心地であるラッチャプラソーンを占拠している反政府勢力は、国際連合の仲介による政府との交渉を進める姿勢をみせている。