【シドニー２０日ＡＡＰ】　　　先月２７日、シドニー北部チャッツウッドの自宅前で看護師のミッシェル・ビーツさん（５７）が殺害された事件で、警察は１９日、アーターモンに住む米国人、ウォルター・キアラン・マーシュ容疑者を逮捕、起訴した。

ペンシルバニア出身のマーシュ容疑者は、妻とともに生活をしていたが、事件発生後、２度にわたり警察の事情聴取を受け、事件の重要参考人とみられていた。同容疑者は先週、全国放送のテレビのインタビューで、「外国人であることや軍隊歴があることで犯人とされるのは心外だ」と述べ、無実を訴えた。

警察は２０日、犯人を確定するための決定的な情報が得られたため逮捕に至ったと述べたが、具体的な内容は明らかにせず、また犯行動機などについても今後の裁判で明かされると述べるにとどまった。

マーシュ容疑者は２０日、手錠をかけられ疲れた様子でホーンズビー地方裁判所に出廷。裁判官は、同容疑者の５０歳の誕生日である今月２５日まで拘留する決定を下した。