【キャンベラ24日AAP】 グラタン研究所が実施した教員の評価と育成に関する調査「教員が望むこと-より良い教員マネージメント」が発表され、オーストラリアは23カ国中19位であることがわかった。これを受け、ギラード連邦教育相は、政府は教員の資質を改善するための数々の対策を実施していると反論した。
また今回の調査で、国内の公立学校教員の大部分が、教員としての力が不足している同僚に対して学校は十分な支援を行っていないと回答していることがわかった。
ギラード氏は、教員の資質は子どもの教育に影響を与える大きな要因であり、労働党は教員に技術を高めるように奨励するプログラムや実際に技術を高めた教員に報酬を与えるようなプログラムに投資していると述べた。そのプログラムのひとつが「Teach for Australia」計画で、一流大学の卒業生に対して教員になることを勧めている。
またVIC州では、「パフォーマンス賃金スキーム」を試験的に導入しており、参加校は高いパフォーマンスを持つ教員の上位30%に年次ボーナスを支給している。「教員の資質に関するこれらの改革は、質の高い教員の給与を上げることで、彼らを必要とするクラスに配属することを意味する」とギラード氏。