【シドニー28日AAP】 シドニーに世界水準の癌研究センターが設立された。
レービ癌研究センターは、総工費1億2700万ドルでニュー・サウス・ウェールズ大学内に設立され、成人癌と小児癌の研究が一カ所にまとめられている。ラッド首相はオープニング・セレモニーで「レービ癌研究センターは世界をリードする癌研究者を支援するための重要な一歩だ。研究者の発見が直接的により良い治療として反映される。多世代にわたって癌から救われる可能性がある」と述べた。
同センター所長のホッグ教授は、成人癌と小児癌は非常に異なる病気であるとし、これら2つの研究分野が1カ所にまとめられることで大きな躍進が望めると述べた。「私たちの目標は小児癌を100%治し、成人癌を糖尿病のように対処可能な病気にすることだ。そうなれば、癌患者は長くて実りある人生を過ごせるようになる」と同教授は続けた。