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オオメジロザメがシドニー湾周辺を徘徊

【シドニー28日AAP】   NSW州政府のサメ追跡プログラムの調査によって、オオメジロザメがシドニー湾内や、さらにはパラマッタ川やミドル・ハーバーにまで入り込んでいることが判明した。また、サメはボンダイ、ブロンテ、クロベリー、クージー、マラバーなどのビーチ沖も徘徊していた。

この追跡プログラムでは、昨年から今年にかけて雄のオオメジロザメ11匹にタグが付けられ、調査が実施されている。タグには9年間作動可能の送信機が内蔵されている。調査データによれば、体長2.5メートルの雄のオオメジロザメ1匹はNSW州北部のノース・ウェスト・ロックスからシドニー湾までわずか4日で移動していたり、数匹のサメは最大66日間もシドニー湾内や湾周辺を徘徊しながら、シドニー東側のビーチにも出没していたという。サメが泳ぎ回る時間帯は、ほとんどが夜間だと考えられている。

ワンNSW州第一産業相は「オオメジロザメはシドニー湾内の特定の区域ではなく、支流や水路などを含めた広範囲を徘徊している」と述べ、夜明けや夕暮れの時間帯に泳ぐのを避けるなどの基本的な注意事項を守っていれば、サメの存在を心配する必要はないと続けた。

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