【キャンベラ31日AAP】ザ・サンデー・タイムズ紙は、米国議会対テロ部会に提出された報告書で、来月南アフリカで開催されるワールド・カップでテロ攻撃が発生する可能性が高いことがわかったと報じた。同報告書は、ワールド・カップの開催期間中に同時テロや無差別テロが計画されている可能性を警告している。
一方、ワールド・カップを観戦する予定のエリス豪スポーツ相は、テロに対して心配はしていないと述べた。「観戦を大変楽しみにしている。豪チームの応援しながら、将来オーストラリアがワールド・カップ開催国になれるようにオーストラリアを出来る限り宣伝したい」とエリス氏。
連邦当局はワールド・カップの安全面については常に最新情報を提供し、旅行者は現地の状況を外交・貿易省の「Smartraveller website」で確認することができる。「FIFAは南アフリカのセキュリティ対策を可能な限り厳重にすることに余念がない。組織委員会によると、セキュリティー対策の手順に関するテストは150回以上実施されていると聞いている」とエリス氏。