【キャンベラ2日AAP】 日本の鳩山由紀夫首相(民主党)は2日、選挙公約であった米軍普天間基地移設問題などをめぐって混乱を招いた責任を取り、辞任する意向を表明した。首相の在任期間はわずか8カ月だった。
鳩山首相は、沖縄県にある普天間飛行場を県外に移設するため模索を続けたが失敗。結果として社民党が民主党との連立政権を離脱するという事態となった。また、民主党の小沢幹事長とともに「政治とカネ」の問題も明るみになり、小沢氏も幹事長の座を退くことを発表した。
このニュースを受け、スミス連邦外相は「選挙公約を果たせず辞任を決めた鳩山氏は驚くほど誠実。同氏はオーストラリアにとって友好的であった。次の首相と問題に取り組んでいくことが楽しみだ」と話した。