【シドニー13日AAP】 NSW州シドニーの海岸部のカウンシルはこのほど、救命胴衣を着用せずに岩場で釣りをする人たちに対し、罰金として100ドルを課す新たな法律を、選択性で導入することが分かった。国内では過去13年間で、岩釣り客150人以上が死亡しているという。
シドニーのランドウィック市では過去12か月の間に、約800人の岩釣り客が救命胴衣を着用していなかったことが分かっている。また、サーフ・ライフ・セービング・オーストラリアによると、2017年までの13年間で亡くなった150人のほとんどが、足を滑らせたり波にさらわれ溺れたことが死因だという。
NSW州政府は、岩釣りの際の安全性を高めるため、カウンシルに新法を採用し、6月1日からの施行を促している。NSW州サーフ・ライフ・セービングのピアースCEOも、救命胴衣の着用の義務付けは重要な一歩だとして歓迎した。