【シドニー13日AAP】 通信大手オプタスがオンライン求人サイト、シークに12日掲載した、NSW州ニュートラルベイ支店の販売員募集の求人広告に、応募者の条件として「アングロサクソン系」と記載していたことが分かった。13日午前に広告は取り下げられたが、組合、政治家、ソーシャルメディアの利用者などから批判の声が上がっている。
オプタスの人事部副部長のポール氏は声明を発表し、「オプタスは多様性を支持し、70か国以上の国から人材を雇用している」として、「このような過ちは決して許されるものではなく、広告規則および雇用の平等への取り組みに対する明らかな違反」と見解を示した。
また、オプタスの労働組合は、広告を「あからさまな人種差別」だとして、同企業の雇用規則を調査するよう要請したもようだ。労働組合のCEPUも「なぜこのような広告が掲載されることになったのか、根本的な部分を調査する必要がある」とコメントした。