【メルボルン17日AAP】 VIC州メルボルンで17日、国内では2007年の「Your Rights at Work」以来の規模となる組合キャンペーン「Change the Rules」がスタートした。2,000以上の組合代表団がタウンホールに集結し、雇用の保障と賃金引上げを求める行進は、20年ぶりの大規模なものとなった。
国内では、組合による会合や行進が、来月にかけて多数予定されている。最上位労組のオーストラリア労働組合評議会(ACTU)のマクマナス書記長は、失業者の増加や賃金カットがこれ以上続けば、「米国のように働いているのに貧困」という人たちが増えると危機感を示した。
また、VIC州内の組合の一つ、トレーズ・ホール・カウンシルのヒラカリ書記長は、職場法は根本的に破綻しているとの見解を示し、20年ぶりの大規模なキャンペーンは、それほど状況が悪化している証拠だとして、「今こそ改革のために立ち上がるべき」と訴えた。