【メルボルン18日AAP】　　VIC州メルボルン北部のエッピングで18日、警察官によるボディカメラの試験着用が始まった。2020年までに、第一線で事件などに関わる州内の警察官全員に、カメラの着用を義務付ける方針だ。NSW州とQLD州では、すでに警察官によるカメラの着用が導入されている。

試験着用では、今後6週間にわたり150台のボディカメラが導入され、最終的には州全体で1万1,000台を導入する。VIC州警察のバレット部長は「警察官が権力を行使する際、証拠を残すためにカメラを回すことになる」と説明。録画が行われている際は、カメラの赤いランプが点灯するため、市民は録画が行われていると分かるという。

警察官は録画されたものを削除したり編集することは出来ず、少なくとも90日間は保存される。バレット部長は、カメラの導入で地域の安全を守るだけでなく、証拠を残し、警察官の安全と説明責任を補うものとなることを期待していると話した。