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賃金引き上げが雇用促進に ACTU

【キャンベラ19日AAP】   オーストラリア労働組合評議会(ACTU)は、最低賃金を週50ドル引き上げすることで、将来的に雇用の拡大につながるという見解を発表した。

 

ACTUのサリー・マクマナス会長は「最低賃金で働いている人たちの給料があがれば消費活動も増え、その結果雇用の拡大につながる」とし、引き上げ政策を行った場合、1年後には4万から5万7000、2年後には2万7000から3万もの雇用が望めるとしている。

 

しかし、雇用者団体は、週50ドルの引き上げは最低賃金者の雇用確保や雇用機会を減少させる可能性があると警告している。スコット・モリソン財務相は「政府はより強い経済政策がある。労働組合は組合幹部たちにとって都合のいい政策を立てているだけ」と述べた。

 

最低賃金の引き上げに関する公正労働委員会の決定は、7月1日から実施される。

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