【ブリスベン20日AAP】 廃棄物・リサイクル産業評議会(NWRIC)は、数ヶ月後には国内の廃棄物貯蔵施設の容量が限界に達するとして、警鐘を鳴らしている。
NWRICのマックス・スペディング会長は、中国が輸入廃棄物に関する基準を変更して以来、すでに3ヶ月分の廃棄物が備蓄していると述べた。
現在、廃棄物回収施設は新たなスペースを早急に借りて対応しているが、近い将来スペース不足の危機が迫ってきているという。
QLD州のイプスウィッチ・カウンシルでは、資源ごみリサイクル計画を捨て、資源ごみを廃棄場に廃棄していたことが、今週明るみに出ている。カウンシルは、中国政府の輸入資源ごみに関する規制が厳しくなり、それに準拠するには年間200万ドルの費用がかかるためだと説明している。
QLD州政府は、廃棄物に対する課税の再導入を検討しており、国内のリサイクル施設や廃棄物エネルギーのような 技術が発展することを期待しているとした。