【メルボルン21日AAP】 東海岸で毎年開催される「ウミウシ生態調査」が21日にVIC州で行われ、ポート・フィリップ湾とウェスタン・ポートにダイバーと家族らが集まり、調査に参加した。
サザンクロス大学のスティーブ・スミス教授は、昨年の調査で想像以上の情報を収集できたとし、ウミウシの生息地、種類、数などの情報を収集することは、海洋研究者たちにとって大変重要であると述べた。
スミス教授は「ウミウシは見つけやすく、あまり動かないため写真写りが大変いい生き物。水中カメラマンにとって撮影対象としてベストな存在」とした。
2013年から始まったウミウシ生態調査は、これまでネルソン・ベイ、シドニー、エデン、ナルーマ、ゴールドコーストで行われており、130種類ものウミウシが発見されている。
同州の国立公園協会でリーフ・ウォッチ・コーディネーターを務めるケイド・ミルズさんは「ウミウシの生態はまだ未知の部分が多い。ウミウシが絶滅の危機にさらされているのかも調査する必要がある」と述べた。