【メルボルン21日AAP】 死後100年以上経ったのち、第一次世界大戦で無名兵士として取り扱われていた男性の身元がわかったことが明らかになった。
身元のわかった男性は、エジプトに埋葬されているメルボルン出身のエドワード・アトフィールド兵で、これまで脱走兵士として記録されていたという。
ダレン・チェスター防衛人事相は「アトフィールド兵はエジプトのオールド・カイロ戦没者墓地に眠っていることが確認された」と発表し、25日のアンザック・デーの日にアトフィールド兵の墓石を公開するとした。
1890年に生まれたアトフィールド兵は、1915年5月にトルコのガリポリ半島へ送られ、戦場で戦った。1916年にエジプトのギザ周辺でオーストラリア兵士の死体が発見されたが、身元不明のまま埋葬されていたという。
アンザック・デーの日には、VIC州のバルナリングで行われる式典に、アトフィールド兵の直系子孫が新しく鋳造されたメダルをつけて参加するという。