【キャンベラ24日AAP】 オーストラリア政府統計局(ABS)が24日に発表した最新の統計によると、過去12カ月間のメルボルンの人口が12万5,000人以上増加し、国内の主要都市としては最高の増加率となったことが分かった。シドニー、メルボルン、ブリスベンだけで、国内全体の成長率の70%以上を占めている。
メルボルンの人口増加は、海外からの移民が8万人となったことが大きく貢献した。また、シドニーでは流入した移民数が8万4,700人となったほか、人口が10万人以上増加の510万人に達し、これまでで最高の伸びとなった。一方、ダーウィン、アデレード、パースでは1%かそれ以下の成長率だった。ただ、シドニーでは他所へ転出した人が1万8,100人と、転入者数を上回ったことが明らかになっている。
ABSの人口統計ディレクターのグラブ氏によると、今回の統計では国内外の人口流動を初めて含め、人口の増減にとどまらず、その背景についても理解を深めることが出来ると説明した。