【アデレード2日AAP】 州政府がテロ攻撃などで生じた費用の支払いを連邦政府に請求できるようになる。
マクルランド司法長官は2日、連邦政府がテロ事件を含む補償するなど、自然災害救済復興制度(NDRRA)の範囲を拡大させると述べた。災害救助や復興費用のために、連邦政府が州および準州政府に給付金を支払うという。今回の変更によって、被災地域がすばやく復興できるようにして、年間10億ドルにのぼる復興費用を削減させる狙いがあるという。
また、マクルランド長官は、災害の結果を考慮したうえで計画決定をしていく必要があるとし、「少なくとも私の意見としては、VIC州の山火事の被災地の中には、再建されるべきでなかった地域もあったと思う」と述べた。同長官は、計画決定によって危険度が高まるのを避けるために計画段階で各レベルの政府が対話を持つ必要があると述べ、「例えば、洪水や山火事が起こりやすい地域に老人ホームを建てるのは愚かなことだろう。高齢者を避難させなければならないのだから」と続けた。