【キャンベラ6日AAP】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は、6日に開かれた月次理事会で、政策金利を現行の4.5%のままとし、2カ月連続で据え置くことを決定した。今月の金利据え置きは、大方の専門家の予想通り。
RBAは、昨年10月以降、6回にわたり金利引き上げを行ってきた。これにより、平均的住宅ローン契約額の30万ドルを借りている人々の月々の返済額は300ドル以上増えた。
RBAのスティーブンス理事は、国内外の需要や物価状況などを考慮し、金利据え置きとなったと話した。また、今後の消費者物価指数は、公共料金の大幅値上げや、今年初めのたばこ税引き上げの影響で、RBAが目標とする2-3%を上回り、3%を多少超えるものとみているとした。
専門家らは、今月末に発表されるインフレ・データの内容如何で、来月3日のRBA理事会でさらなる金利上昇もあり得るとみている。