【ブリスベン8日AAP】 NSW州とQLD州の代表によるラグビーの3試合シリーズ・マッチ「ステート・オブ・オリジン」の第3戦が7日、シドニーのANZスタジアムで開催された。結果は23-18でQLD州の勝利となった。
今年は3試合ともQLDが勝ったことで15年ぶりの全試合勝利となり、NSWは5年連続でシリーズ負け越しとなった。
ステート・オブ・オリジンはNRL(ナショナル・ラグビー・リーグ)のオール・スター的なもので、毎年、3試合が行われる。選手にとって、このシリーズに出場できることは名誉なことであり、試合が白熱することでも知られる。また愛国心ならぬ愛州心を持った人々が、NSWはライトブルー、QLDはマルーンと呼ばれるワインレッドのチームカラーに身を包み、各チームを応援する。
また、この試合結果をかけて、負けた州の首相が勝ったチームのユニフォームを着るなど、毎年政府も何らかのパフォーマンスを行っているが、今年は勝利チームであるQLD州のマルーン・カラーのチーム旗がシドニーのハーバーブリッジに12日から翻るという。QLD州のブリー首相は、非常に楽しみだとした。