【パース12日AAP】 スミス外相は12日、フィジー政府はオーストラリア高等弁務官代理のサラ・ロバート氏に対して13日にフィジーから国外退去するように命じたと発表した。
スミス外相は、この決定は不正で遺憾であるが、豪政府はこれに対して報復措置はとらないとした。フィジーは以前にもオーストラリア高等弁務官に国外退去を命じており、豪政府は昨年11月、報復措置としてフィジー大使をオーストラリアから国外退去させている。
フィジーは昨年、民主的選挙を実施しなかったために、コモンウェルス・太平洋諸島フォーラムへの参加を停止された。先月、スミス外相はフィジー政府が国内の海外メディアの所有権を10%に制限する決定を下したことを非難した。