【キャンベラ17日AAP】 アフガニスタン駐留中のオランダ軍部隊が来月から撤退を開始するのを前に、主要パトロール基地が豪軍に引き渡された。
オランダ政府は2007年、ウルズガン州に駐留中のオランダ軍部隊を2010年から撤退させることを決定していた。今回の引き渡しにより、コーラ・バレー地域における連合軍の任務は、新しい局面を迎えることになる。現在、豪軍や米軍、アフガニスタン軍、および国際治安支援部隊が共同でこの地域のパトロールを行っている。
豪軍のエバンス中尉は「地元住民は過去4年間に大きな進展を経験した。オランダ軍は自分たちの業績に誇りを持つべき。彼らの取り組みは、豪軍の取り組みと共に、アフガニスタンの人々に前向きな結果をもたらした」と述べた。監視機動部隊のアラン大尉は「コーラ地域ではオランダ軍に死傷者が出たが、その犠牲は無駄にはならなかった。彼らの戦場は、これからは我々の戦場となる。彼らの貢献に敬意を表する」と述べた。